杜(もり)の愉快な仲間たち 事務局 ブログ


杜の都仙台。この地で様々な活動を広げる「杜(もり)の愉快な仲間たち」を運営する事務局ブログです。
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2014年12月6日土曜日

ハバネロを育てる。

ハバネロ

買ってきた状態の苗

初心者向けの栽培容易種。単に猛烈に辛いだけでなく、柑橘系のフルーティーな香りがあることから、鳥、牛肉料理やカレーなどに用いることにより、料理全体の食味を向上させることができます。



・プロフィール

 ハバネロの辛さはおよそ300,000スコヴィル(辛さの単位)で、タバスコ社のグリーンペッパーソース(緑のタバスコであまり辛くない、600~1200スコヴィル)の250倍、タバスコ社のタバスコソース(赤のごく普通に販売しているもの、2500~5000スコヴィル)の60倍、ハラペーニョ(2500~8000スコヴィル)の37倍、最も強力な催涙スプレー(18万スコヴィル)の2倍弱という強烈な刺激を持つトウガラシ属シネンセ種の品種の一つです。(スコヴィル値の参考はこちら

 原産地は中央アメリカ~南アメリカとされていて、温暖な気候を好みます。生育適温は20~30℃なので、20℃以上の温かい陽気になってから生育を開始するとよいです。

 激烈な刺激性を持っており、飛沫したハバネロの野菜汁が眼の周辺、鼻、耳、皮膚の弱い部分等に付着した場合はすぐに洗い流す必要があります。しばらく放置した場合、火傷のように爛れる場合があるので注意が必要です。

 ハバネロ等唐辛子を使った料理には、脂肪を燃やす働きがあり“やせる”と考えられることが多いですが、「ハバネロ料理」又はスパイスとしてハバネロが用いられている料理には肉類やコーン類・油脂等総合的に見れば高カロリーになっているものもあるので注意が必要です。

 国立健康・栄養研究所によれば、経口摂取によるカプサイシンの体脂肪を燃やすなどのダイエット効果、健康増進効果の有効性に関して、ヒトでの信頼できるデータは見当たりません。


・用土

 野菜用培養土10㍑に対し、緩効性の化成肥料20gを混ぜておいたものを使用します。

 実際畑で植えつけしている人によれば、PHは5~6がよいとのこと。元肥も一般的な野菜よりやや多めにすれば収量も多くなるが、もともと強い植物なのでそれほど気を使わなくても良いそうです。

・容器

 10号以上の大きさの鉢。根が伸びるので、深さ20㎝以上あるほうが育てやすい。プランタなら標準プランタ以上を選ぶ。


・種まき・植えつけ

 種は点まきでまきます。鉢の場合は一か所に穴をあけて4~5粒の種を。プランタなら穴は2か所。苗は春先から出回ります。初心者は苗から育てたほうが安心。茎が太く、葉色が濃い苗を選ぶのが大事です。

 実際畑で植えつけしている人は、苗を使用していました。白黒マルチで雑草を抑制し、畝幅は90cm~1m、株間は50cmの1条植え。


・水やり

 日の当たる場所に置き、水は土の表面が乾いたら与えます。容器の底から水が流れるくらいたっぷりと与えましょう。


・追肥

 間引きをして一本立ちさせたら、水で1000倍に薄めた液肥を1週間に1回与えます。さらに、月に二回、大さじ1杯程度の化成肥料を株元に与えます。ハバネロは相当肥料を与えても平気な品種なので、順次追肥していくことで収穫量があがります。

・病害虫

 黒褐色の斑点やカビが発生することがあります。発症部分は消毒したはさみで取り除きます。アブラムシなどの無視は水で流して除去します。被害がひどい場合は殺菌剤や殺虫剤を散布しましょう。

 実際畑で植えつけしている人は、アクタラ粒剤を、1株あたり1g弱まいています。(定植時に定植穴に1gまき、その上に苗を植え付けると、3ヶ月はアブラムシがよりつかない)。農薬はこの1回のみで逃げ切ります。農薬なしで栽培したところ、結構害虫にやられたのですが、定植時添加だけでずいぶん違いが出たとのこと。

・育て方のポイント

 トウガラシ類の種まきは4月から行うことができます。しかし、発芽適温が25℃以上である(地温が昼間25度夜間17度を超える)ため、春の早い時期では芽がでにくくなる場合があります。

 種から育てる場合は気温をチェックして、ビニールトンネルをかぶせたり、夜間は室内に入れたり、ひと工夫することが大事です。このことから、初心者は5月前後に出回る苗を購入することをおすすめします。

 種は撒く前よりも、撒いた後の温度管理が重要。メラミンスポンジ(100円ショップで購入)を2~4センチ角にカットして、上から下にカッターで幅1cmほど貫通させて、その中に種をはさみます。

 水を入れた容器(100円ショップ)にスポンジを並べてスポンジが湿った状態にして、室内の暖かい場所に放置。水が蒸発して乾かないよう容器に蓋をします。

 20度以上の暖かさを保って暗い環境を作ると発芽しやすくなります。光に当たると発芽しにくいようです。

 寒い時期に撒く人は、容器を湯船に浮かべたり、パソコンの上に置いたり、コタツで暖めたりして、温度を高く保つらしいですが、気温が十分暖かい時期に撒けばそんなことする必要もありません。

 特に仕立てを行わない場合には草丈100 - 120cm程度に生長します。しかしハバネロを含むトウガラシの仲間は根が浅く、そのまま栽培すると倒伏しやすくなるため、高さが60cmを超えたら頂芽を摘芯して脇芽3本を生育させるようにしましょう。こうすると、最終的な開花数が増えて収量も増えます。だいたい摘芯する頃に開花が始まる。

 ピーマン同様、一番花の下のわき芽2本を残し、ほかのわき芽は取り除く(わき芽かき)と、わきの枝が伸びやすくなります。さらに、葉が茂ってきたら、風通しがよくなるように葉や枝を取り除いて剪定するのも大切な作業。

 可憐な花や真っ赤な実を鑑賞しながら、楽しく育てることが可能です。実は、初めは綺麗な緑色をしているが、着果後25 - 40日をかけて成熟した後、緑色からやや黄色みがかった橙色に色が変わります。

 実の色が変わり始めてから完全に橙色になるまでに要する時間は1 - 2日。だいたい10月の終わり頃まで収穫できます。

 日本国内で栽培する場合は一年草として扱いますが、室内栽培であれば比較的容易に越冬させられます。

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 畑でハバネロを栽培している人は、友人が博多でメキシコ料理店やっていて、このメヒコレストラン限定出荷予定でハバネロを栽培しているようです。

 ここ、杜の都仙台にもメキシコ料理屋さんはあります。お知り合いになったら出荷してみたいものです(笑)。


【仙台のメキシコ料理屋】

カーサ・デル・ソル (casa de sol)

グラディオ (GLADIO)

ぺぺ・ゴンザレス(PEPE GONZALES)

コモド キャンティーナ 仙台店

 各お店に一度お邪魔してレポートをアップする予定です。

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